さて、前回に続き、「質問・お悩み相談」についてです。
<質問・相談>
個人の仕事の生産性をもっと上げたいのですが、経理担当者としてどこがポイントでしょうか。
<私からの回答・アドバイス>
精神面は、先ずは、「なぜ生産性をあげたいのか」の理由を自問自答して、明確にして下さい。
「生産性を上げて、創出した時間で何をしたいのか」を明らかにすることだと思います。
自己の目的が明確になれば、生産性を上げるモチベーションを維持できます。
テクニカル面は、次を参考にして頂ければと存じます。
会社の過去1年間の全仕訳とその証憑を見て、会社で起こるおおよその取引を正しく理解して、正しくスラスラと仕訳ができるようにする。(特異な出来事は稀ですので、その都度対処する。
上記1で不明なことがあれば、その取引が起こった部門の責任者のところに出向き、経緯を聞き、取引内容を正しく理解する。場合によってはその責任者の許可を得て、担当者からヒアリングする。
エクセルの関数機能、集計機能(フィルター、ピボット、等)を使いこなせるようになる。(できればマウス無しで。)
一日の流れの事例。
朝一番30分でメールチェック、時差などで即返事する必要のないものは返信メールのポイントだけ入力して「下書き」フォルダーに保存して、午後に回す。
次の30分は、単純作業でウォーミングアップ。
その後2時間、周囲を無視して全力投球、集中して仕事をする。
昼休みは、仕事のことを考えない。
午後一番1時間はお腹が一杯で頭が回らないので、下書きに入れたメールの返信、新しく入ってきたメールのチェック、打合せの段取りなどを行う。
午後2時~4時に社内外の打合せを集中させ、それ以外の時間は周囲を無視して全力投球、集中して仕事をする。
午後4時~5時に今日のまとめ、明日の段取りの確認を行う。
午後5時退社。(社風によっては、ダラダラ付き合い残業。)
頑張って下さい。
では、また。
(文責/白川耕三: 日本の建設会社に入社したのち、英米系など様々な企業で経理に従事)
プロファイルは、ネクト会計パートナーの最下段を参照下さい。)
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