さて、前回に続き、「質問・お悩み相談」についてです。

 

<質問・相談>

Adjusting entry(アジャスティング・エントリー:期末の修正仕訳)がなぜ必要なのですか?

 

<私からの回答・アドバイス>

Adjusting entryとは、期間損益を正しく計算するための決算整理のことを指します。

 

主なものは、次の通りです。

・売上や新規資産取得が生じたが、請求や計上が未了のもの。

・経費や債務が生じたが、支払や計上が未了のもの。

・前払したものがあったが、既に前払いではなくなったものの会計処理が未了のもの。

・減価償却費の会計処理。

・貸倒引当金の会計処理。

・その他

 

期中に現金主義で記帳している場合は、期末に発生主義にしなければいけません。違いが生じる項目に漏れがないように、気をつけましょう。

 

では、また。

 

(文責/白川耕三: 日本の建設会社に入社したのち、英米系など様々な企業で経理に従事)

 

プロファイルは、ネクト会計パートナーの最下段を参照下さい。)