さて、前回に続き、「質問・お悩み相談」についてです。

 

<質問・相談>

監査法人の監査部門から一般事業会社の経理部門に転職します。経理実務のツボってなんですか?

 

<私からの回答・アドバイス>

監査する側から監査を受ける側に180度の方向転換をされるのですね。

 

監査法人では、クライアント先の方々への対応姿勢は、どうでしたか?

上から目線、対等、下から目線でしたか?

他方、クライアント先の方々のあなたへの対応姿勢は、どうでしたか?

上から目線、対等、下から目線でしたか?

これからは過去に囚われず、驕ったり落胆したりすることなく、対等の関係の構築を心がけられることをお勧めします。

 

新天地の一般事業会社の経理部門で一番初めにしなくてはならないことは、真摯に、謙虚に自身の経歴をちゃんと説明して理解してもらうことだと思います。

例えば、

  1. 会計士の資格を取得するのに必要な会計分野とその周辺分野との幅広い基礎知識を持っていること。忘れていることもあること。

  2. 実務経験は○○分野と◇◇分野であること。会計分野とその周辺分野の全部を経験していないこと。

  3. 経理実務の経験の有無、等々。

自身のバックグラウンドを理解してもらえるように努めましょう。

 

経理実務は、過去1年間の全仕訳をビジネスの流れと共に理解するのが肝心だと思います。

そのためには、先ずはビジネスの流れを現場で現場の責任者の方から説明してもらう機会を得、その後経理内で現場の動きがどのような仕訳になっているかを確認するのがいいと思います。

 

なかには、立場を利用して都合の良い上辺だけのカッコつけをしたい自部門や他部門のお偉いさんから、「君は会計士の資格を持っているんだって? だったら、会計の○○について一言で簡単に教えろ!」と言われることもあるかもしれません。

その場を繕うだけの答えしかできないような分野のことなら、まず「分かりません」と言ってから、「でも調べたら分かるかも知れませんので、○日間の時間をくれますか?」と答えて、それから本気で調べて、後日答えるのも一案だと思います。

調べても分からなければ、正直に「分かりませんでした。すみません。」と報告するといいと思います。

理不尽な人は、どこでもいます。

巧くかわすことも、必要ですね。

 

新しいチャレンジ、頑張って下さい。

 

では、また。

 

(文責/白川耕三: 日本の建設会社に入社したのち、英米系など様々な企業で経理に従事)

 

プロファイルは、ネクト会計パートナーの最下段を参照下さい。)