こんにちは。

 

日本の建設会社に入社してからはや35年、英米系など様々な企業で経理に従事してきた白川耕三です。(プロファイルは、ネクト会計パートナーの最下段を参照下さい。)

 

今回のテーマは、建設業やソフトウェア業での「工事進行基準」についてです。

大切なことは、「現業部門と共同して、心して取り組みましょう」ということです。

 

最終予想原価(利益)の恣意性を排除した合理的な算定は現業部門の責任、最終予想原価と既発生原価に基づく進行基準売上の算出は経理部門の責任です。

各々の製造・制作の部門長は、所管分野についてその算定の合理性を説明する責任を有します。

一方で、経理部門長は、最終予想原価の算出根拠をしっかりと理解して納得する責務があります。

工事原価は専門性が高いので恣意的な算定をしてしまうリスクが高く、一歩間違えば粉飾、不正に直結します。

関係部署とも認識を共有して、心して取り組みましょう。

 

では、また。

(文責:白川耕三)