こんにちは。

 

日本の建設会社に入社してからはや35年、英米系など様々な企業で経理に従事してきた白川耕三です。(プロファイルは、ネクト会計パートナーの最下段を参照下さい。)

 

今回のテーマは、「決算」についてです。

 

大切なことは、「経理部のお祭りを楽しみましょう」ということです。

 

決算は経理部のお祭り、一年の成果の集大成を飾るメインイベントです。

 

大いに楽しみましょう。

 

201722日の初ブログで触れた通り、社会人デビューした頃の決算の話しです。

 

当時は未だ「コンピュータから出てくる印字された数字はキレイだから騙されそうになる!」と先輩たちが言う時代でした。

 

決算の最終段階になると、夜中に割り当てられているコンピュータ会計処理を行っている間に、直近に出力された試算表をベースに最終コンピュータ会計処理に入れた仕訳を手書きで追記・手集計して「あるべき最終試算表」をあらかじめ作成していました。

 

我々下っ端は検算係、そろばん塾のように先輩の「ご破算で願いましては~」の一声で、そろばんではなく、電卓の”AC”ボタンを「ポチリ」、読み上げられる数字を「ボチリ、ポチリ、ポチリ」、深夜で意識が飛びそうになるのを堪えながら電卓を叩き続けていました。

 

翌朝一番にコンピュータ会計から出力される試算表と手作成した「あるべき最終試算表」照合して、合っていれば、「ごめいさん、今期決算数確定!」と勝ちどきを上げ。皆が「オー!」と応えます。

 

その後は、近くの銭湯に朝風呂を浴びに連れて行ってもらい、豪華な朝食も食べさせてもらいました。

 

深夜の「あるべき最終試算表」の作成、いや電卓ポチリポチリはいつも眠たくて辛かったけれど、何故か気持ちは高揚していた古き良き思い出です。

 

皆さんも決算をお祭りと思って、大いに楽しまれては如何でしょうか?

 

では、また。

(文責:白川耕三)